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Channel: 布とお茶を巡る旅
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「男たちの仕事場」へ

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ワークショップに参加していたら、午前中の「素材の学校」が
ほぼ終わってしまっていて「授業参観」に失敗!
友見子校長、ごめんなさい!
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そこでおりひめ神社奥の「男たちの仕事場」見学へ。

腰機を持ち込んだ服部謙二郎さん。
『織りなす響き』
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みなさんに「いつもこれで織ってるんですか」って感心されて
困ったご様子。
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「いえ、いつもは高機です」って正直に答えてました。
サービス精神がちょっと裏目かな:笑
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ペルーの古い織の道具。なにかの骨、見た目より重かった。
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羽生直記さんの『いちにちでひとつのフライパンづくり』は
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駆けつけたときには、もう出来あがっちゃっていてがっかり。
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「午後からもう一つ作りますよ!」というので再び訪問。
羽生さんが「叩きますか?」って聞くので「お言葉に甘えて」って:笑
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押さえて貰わないと無理でしたが、ほぼ一周させてもらいました。

藤武秀幸さんの『古い事務椅子を張替える』もじっくり見学。

古道具屋さんで見つけたという椅子に、
イタリア製の麻の入ったファブリックを使用。
口にたくさん釘を含んで、金槌に吸いつけてリズミカルにトントンと。
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角は丁寧に折り込んで、弓型の針で丁寧に半返し縫い。
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背もたれの裏側、釘を打つ所に補強用テープが縫い付けられていました。
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空洞に綿を詰めて調整。
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しばらくして戻ると完成していました。
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こういう飾り釘、懐かしいなぁ。
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座らせていただきましたが、とても心地よかったです。
これからは古道具屋さんで椅子を見る目が変わりそう。

藤武さんのデモンストレーションを見るのは久し振りですが、
7年経ってちょっと貫禄でましたね♪

ああ、仕事してる人を見るのって(男女を問わず)大好き♪

そうそう「民具の扉」も面白かったです。
若き作り手3人が、先人の作ったものと、
自分たちの作ったものを展示します。
(このブースは展示のみで非買です)
皆さん、師匠の作や、貴重な品を持ち寄ってくださるそうです。
(必見)
吉田慎司さんはらふとの庭で育てたほうききびで箒を編んでいました。
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師匠の作られた箒だそうです。
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青竹の勢司恵美さんが手にしている籠は九州の名人が作られた物。
(画像をクリックすると拡大されますので形がよく分かります)
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こういう下部が膨らんだ形の籠はもともとは無かったのだけれど、
従来の道具としての竹籠の需要が減ってきたので、
新しいかたちを模索して作られた物、ということでした。

角舘徳子さんも古いこぎんを見せてくれました。
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生活の中で作られたり使われてきたものは、
生活様式が変わってしまうと
なかなか続けていくことが難しいですね。
箒よりも掃除機、籠も竹からプラスチックへ、
こぎんに至っては服の補強や保温という役目は終わってしまいました。
それを現在の暮らしの中でどう生かして継続していくのか、
作る人だけでなく使う側も一緒に考えていくことが必要ですね。

出展作家さんの部には今日も辿りつけませんでした。
ということでまだ続きます。




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