ひとり民族ヌノvol.15

12日から始まったティモールテキスタイル・岡崎さんの
「ひとり民族ヌノ」展を見に、大磯の布う（ふう）さんへ。

巻きたくなる布、飾りたくなる布、何かを作りたくなる布、ただ単に持っていたくなる布、用途も効果も色々ですが、どれも布への想いです。民族にとっての伝統布は、着るため、儀礼のため、贈りものや財産など、やはり布の役目はさまざまで、暮らしに欠かせない大切なものでした。
形や目的を変えることが出来る布の寛容さに、人々はいつも包まれてきました。西ティモール、ラオス、ミャンマー、中国南西部の布々を纏い語り楽しんで頂けますように。お待ちしています。

仕事を辞めて時間ができたので、
見て見ぬふりをしてきたわが家の片付けを始めたばかりなので、
なかなか布に手がでません。

そんな中で面白かったのが、ティモールの手織り布3枚。
模様も色も似ているのに、糸が違うので手触りが全く違います。

特にその中の一枚は、もう惚れ惚れするくらいの手紡ぎの糸で、
（これは⇩　⇩私の手持ち布の糸を拡大したものですが、まさにこんな風合い）

しかり織られた布でした。
敷物にしてもいいくらいの分厚さで、でも使い込まれて柔らかかったです。
「幸い」簡単に手がでるお値段ではなかったので、ほっとしました。

代わりに探していたのがこちらのようなもの。

動物の骨や角に模様を描いて木で頭部を作り蓋にした石灰入れ。
石灰はキンマの葉にビンロウを包んで噛むときのお供です。

残念ながら今回は見つからなかったので、
代わりにこちらをひとついただいてきました。

角度によってはギリシャのおじさんのようにも見えたのですが、
この写真ではティモールのお猿顔ですね。

毎回楽しみな岡崎さんの装いですが、今回はわりと普通で、
もう少しコスプレ感が欲しかったと言ってしまいました：笑

何年ぶりかで会えたお友だちとも話が弾んで、
とても楽しい時間でした。

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「ひとり民族ヌノ」
9月23日（祝・月）まで、12:00～18:00
布う　神奈川県中郡大磯町高麗2-17-48

岡崎さんは21日～23日在廊です。