二見光宇馬さんの陶仏

7日は月に一度の歯医者で小田原へ。
予約は3時半からだったので、少し早めに出てうつわ菜の花さんで
開催中の二見光宇馬さんの陶仏へ行ってきました。

会場のようすはこちらでご覧ください。


思ったよりずっと多い陶仏に驚きました。
先週の土曜日から始まっていましたが、土日はたくさんのお客さまがいらして、
1,200体ほどあった陶仏さまが130体ほど選ばれていったそうです。
二見さんは最近ますます人気で、若いお客さまも増えているそうです。


私は今回、こちらの阿弥陀如来をお迎えしました。
単純そうな線なのにありがたい仏の姿が浮かびあがって、なんとも不思議。

後ろ姿の潔さも魅力的です。
明日香仏を彷彿とさせる観音さまもあって、どちらにしようか迷いましたが、
いまはやっぱり阿弥陀如来が救いでしょうか。

前にお迎えした誕生仏と並べてみました。


作品数が多いので制作カタログが用意されていました。
作品番号で照会すると仏さまの分類のほかに土の種類や焼き方のメモが
書いて要りました。
とても謎めいた「太鼓コロガシ」という言葉があったので意味をお訊ねすると、
「熱海の山の名前です」という答えでした。
その山中で野焼きしているとお聞きして驚きました。

そういえば、「その山に感謝して一体は捧げて、
残りの子たちをもらって帰るのだ」と、展示のDMに書いてありました。

私の阿弥陀如来は「しろしろ」（土の種類）で電気釜で焼いたものです。

お母さんと一緒に来た小学校低学年の女の子が、
とても真剣な様子で小さな仏さまを選んでいました。

若いころに敦煌でレプリカの仏さまを買った時に、
同行の僧侶の方に
「お人形さんと違うんだから毎日ちゃんと拝みなさい」と言われたことを
思い出しました。


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「二見光宇馬の陶仏」は13日（日）午後6時まで。
　うつわ菜の花にて開催中です。