さて、ブログもだいたい書き終わったし、
補足のために少しあのワインについて調べてみようと思いました。
昔、新聞社で掲載広告の審査をしていた時に、
先輩から「とにかく調べて裏を取れ」と叩き込まれたのです。
もちろんソムリエールやアリサカ嬢に確認するのが手っ取り早いのですが
もともとあれこれ調べることが好きなので自分で調べることにしました。
ブログも書いているより確認のために調べている時間の方が長いのです。
調べたことの90%以上は単なる自己満足と安心のためなのですけど。
しかしこのワインに関しては2年も経っていることもあり、
私の手がかりはこちらの画像しかありません。
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そこでまず*La Vie en Rose 2017を手掛かりに検索しました。
フランス語がまるでダメなので「La Vie en Rose」が
「バラ色の人生」という意味で、この名前のロゼのワインが
わんさかあるということを知りませんでした!
諦めずにしつこく検索していたら、ビンゴ!
ローラン・バーンワルト の「La Vie en Rose」発見♬
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ローラン・バーンワルトは1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父ローランの後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、アルザスナチュラルワインの名家クリスチャン・ビネールと出会い、2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。これも、ビネールの影響なのでしょうか。似た雰囲気を持ち、バーンワルトのワインには特有の華やかさがあります。
そしてこちらのワインも、なんとゲヴェルツトラミネールだったのです。
ゲヴェルツなら私にもわかります、なんてつい先日書いていたのに…
そうか、それで2本しか入ってこなかったこのワインを
ソムリエールが真っ先にアリサカ嬢へお勧めしたのかと納得。
好きが高じて、かつてゲヴェルツだけを集めたワイン会を
主催したこともあるアリサカ嬢なのです。
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やや濁りのある淡い煉瓦色。ライチやプラム、アプリコットや梅など華やかで甘酸っぱい果実の香りに、マセラシオン(10日間)由来のピンクグレープフルーツのようなほろ苦いビターな香りが加わり引き締まる印象を与えます。舌先にほどよい果実の甘みがあたり、キュッと締りのある酸は少し揮発酸の高さが見受けられますが嫌味がなく果実味と共に調和良く感じられ、梅かつおのような旨みがじんわりと溢れ余韻に続き、紅茶のようなタンニンが僅かに残ります。2日目には色合いは僅かに褐変し、果実の風味は桃やドライアプリコット、柑橘のピールなどのビターなほろ苦さとアロマティックな印象が深まります。飲んだ後なのでこの説明はしっくりきますし、理解もできます。
とくに「梅かつおのような旨みがじんわりと溢れ余韻に続き」
なんてぴったりの表現です。
実は、飲んだことのないワインについての紹介文には
常々「こんなこと書かれてもなぁ」と密かに思っていたのです:すみません。
しかしさらに調べていたら、思わず落ち込むような事実に出会って
しまいました。
アリサカ嬢のSNSには「ラベジョのナチュールワイン」という
アルバムがあるのですが、その中に*La Vie en Roseとよく似た
ボトルの写真があったのです。 ⇊
![_c0033636_12482141.jpg]()
エチケットにしっかりGewurtzとあり、さらにmon Amour(わが愛)と。
これを飲んだのは、「蛸の枕」の「ワインな夜」で
しかも「アルザス祭り」だったという説明が添えられていました。
ということで慌てて自分のブログを検索してみたら、
ちゃんとありました。ガ~ン
2015年の6月16日に蛸の枕「ワインな夜やってるよ」で、
「ローラン・バーンワルト のアルザスワイン4種飲み比べ」してたじゃないの。
しかもゲヴェルツのロゼまでしかり飲んでいました。
ただし「バラ色の人生」ではなくて「わが愛」でした。
この違いってなんだろう…とまた疑問がわいてきましたけど。
いやぁもう何と言うか、ほんとうに飲んでしまえばすっかり忘れてしまうという
自覚はありましたけど、ここまでとは…
7年前のことだからって言い訳してもいいですか、
いやいや、どんな美味しいワインを飲んでもその経験が蓄積されないのです。
覚えなくてもご近所(徒歩5~6分)のWLFに行って、
コンテナで温度管理ばっちりな厳選されたナチュラルワインを
ソムリエールのお勧めと自分の予算に照らして
いつでも最上のものに出会えるからいいのと思っていたのですが、
WLFは来年には真鶴岬の方に移転してしまうというのです。
(ただ今新しい店舗兼住宅を建設中)
ああ私も、もう少し自立しなくてはいけないのかしら…
ということで、少しも幻ではなかった「幻のワイン」のお話でした。
でもまた飲みたいワインと思う気持ちに変わりなし、です。
補足のために少しあのワインについて調べてみようと思いました。
昔、新聞社で掲載広告の審査をしていた時に、
先輩から「とにかく調べて裏を取れ」と叩き込まれたのです。
もちろんソムリエールやアリサカ嬢に確認するのが手っ取り早いのですが
もともとあれこれ調べることが好きなので自分で調べることにしました。
ブログも書いているより確認のために調べている時間の方が長いのです。
調べたことの90%以上は単なる自己満足と安心のためなのですけど。
しかしこのワインに関しては2年も経っていることもあり、
私の手がかりはこちらの画像しかありません。

そこでまず*La Vie en Rose 2017を手掛かりに検索しました。
フランス語がまるでダメなので「La Vie en Rose」が
「バラ色の人生」という意味で、この名前のロゼのワインが
わんさかあるということを知りませんでした!
諦めずにしつこく検索していたら、ビンゴ!
ローラン・バーンワルト の「La Vie en Rose」発見♬

ローラン・バーンワルトは1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父ローランの後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、アルザスナチュラルワインの名家クリスチャン・ビネールと出会い、2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。これも、ビネールの影響なのでしょうか。似た雰囲気を持ち、バーンワルトのワインには特有の華やかさがあります。
そしてこちらのワインも、なんとゲヴェルツトラミネールだったのです。
ゲヴェルツなら私にもわかります、なんてつい先日書いていたのに…
そうか、それで2本しか入ってこなかったこのワインを
ソムリエールが真っ先にアリサカ嬢へお勧めしたのかと納得。
好きが高じて、かつてゲヴェルツだけを集めたワイン会を
主催したこともあるアリサカ嬢なのです。

やや濁りのある淡い煉瓦色。ライチやプラム、アプリコットや梅など華やかで甘酸っぱい果実の香りに、マセラシオン(10日間)由来のピンクグレープフルーツのようなほろ苦いビターな香りが加わり引き締まる印象を与えます。舌先にほどよい果実の甘みがあたり、キュッと締りのある酸は少し揮発酸の高さが見受けられますが嫌味がなく果実味と共に調和良く感じられ、梅かつおのような旨みがじんわりと溢れ余韻に続き、紅茶のようなタンニンが僅かに残ります。2日目には色合いは僅かに褐変し、果実の風味は桃やドライアプリコット、柑橘のピールなどのビターなほろ苦さとアロマティックな印象が深まります。飲んだ後なのでこの説明はしっくりきますし、理解もできます。
とくに「梅かつおのような旨みがじんわりと溢れ余韻に続き」
なんてぴったりの表現です。
実は、飲んだことのないワインについての紹介文には
常々「こんなこと書かれてもなぁ」と密かに思っていたのです:すみません。
しかしさらに調べていたら、思わず落ち込むような事実に出会って
しまいました。
アリサカ嬢のSNSには「ラベジョのナチュールワイン」という
アルバムがあるのですが、その中に*La Vie en Roseとよく似た
ボトルの写真があったのです。 ⇊

エチケットにしっかりGewurtzとあり、さらにmon Amour(わが愛)と。
これを飲んだのは、「蛸の枕」の「ワインな夜」で
しかも「アルザス祭り」だったという説明が添えられていました。
ということで慌てて自分のブログを検索してみたら、
ちゃんとありました。ガ~ン
2015年の6月16日に蛸の枕「ワインな夜やってるよ」で、
「ローラン・バーンワルト のアルザスワイン4種飲み比べ」してたじゃないの。
しかもゲヴェルツのロゼまでしかり飲んでいました。
ただし「バラ色の人生」ではなくて「わが愛」でした。
この違いってなんだろう…とまた疑問がわいてきましたけど。
いやぁもう何と言うか、ほんとうに飲んでしまえばすっかり忘れてしまうという
自覚はありましたけど、ここまでとは…
7年前のことだからって言い訳してもいいですか、
いやいや、どんな美味しいワインを飲んでもその経験が蓄積されないのです。
覚えなくてもご近所(徒歩5~6分)のWLFに行って、
コンテナで温度管理ばっちりな厳選されたナチュラルワインを
ソムリエールのお勧めと自分の予算に照らして
いつでも最上のものに出会えるからいいのと思っていたのですが、
WLFは来年には真鶴岬の方に移転してしまうというのです。
(ただ今新しい店舗兼住宅を建設中)
ああ私も、もう少し自立しなくてはいけないのかしら…
ということで、少しも幻ではなかった「幻のワイン」のお話でした。
でもまた飲みたいワインと思う気持ちに変わりなし、です。