サフラン染めの布

サフランの球根を送ってくださったUさんから、
翌年、2009年にはサフランのメシベをたくさんいただきました。

ちょうどそのころ世田谷ものづくり学校のグリーンボランティアをしていて、
spirit of plants　ミドリノという展示の準備を進めていました。


その展示のために、いただいたサフランで布を染めることになりました。

いまから思えばなんと贅沢な経験だったことか！

展示が終わった後、染布は仲間内で引き取ることになりました。
サフラン染めを希望されたのはガーデンデザイナーのTさんでした。
サフランには仄かに蛍光色が含まれていて、
「やはり王者の色ですね～」なんて会話をしたのを覚えています。

そのTさんから2年前の暮れに、
サフラン染めの布はずっと大事にしていたけれど、
結局使い道が思いつかなかったので、
よかったら引き取ってもらえませんかと連絡がありました。

やがて送られてきた布は、11年の歳月を感じさせないどころか
まるで昨日染めたのかと思うような、鮮やかで華やかな黄色でした。


それはTさんが大切に扱ってくれたこということもありますが、
なによりもサフランの持つ力によるものだと思います。
やっぱり「王者の色」なのです、サフランは。

今回の末永さんのサフラン会の時に、
この布を見てもらおうと思いついて持っていきました。

するとそこで思いがけないご縁ができて、
このサフラン染め布をビリヤニゆうこさんが
使ってくださることになりました（⇊ビリヤニゆうこさんのビリヤニ）

なにかまだ私にはよく分からないのですが
インド関係のお楽しみの衣装に変身するようです。
麻衣子さん曰く
「ゆうこさんは年に一度インドのおっさんになるんです」と。

次回、時間のある時にまたビリヤニを食べに行って
詳しくゆうこさんに聞いてみようと思います。

私もTさんからサフラン染め布を受け取って、
この2年、使い道をいろいろと考えましたけれど、
時々引っ張り出してうっとり眺める以外になにも思いつかなかったのです。
素材がシルクオーガンジーというのも手に余った原因かもしれません。

そうそう、その後もまたUさんからサフランをいただいて、
まだ手つかずであります。10gくらい。


こちらは別なお友だちからお土産にもらったもの。
パッケジが怪しくて好きです。（スリランカ産だったかな）


さて、そろそろサフランライスでも炊こうかな。