100個の鍋つかみ！

「omotoの鍋つかみ100個展と出張研ぎ屋」へ。


会場の「うえぐも」は、元のjokogumoがあった所。
こじんまりとしたスペースなので、
100個も飾ったらどうやって見るんだろうと少々不安でしたが、
4~5人ずつ入ってゆっくり選んでいるようで、
それを外からのんびり眺めて待っている方が2人ほど。

私も仲間に加わって、外から「あれいいですね」なんて会話が弾みました。

「あのボタンホールの」って言ったら、
「はい、あれがとっても気になってます」と私の2人前の方が。
順番がきて中に入ったら、ますぐにそれを手にしていました！

智子さんによりますと、これはボタンホールのある服を作る時に、
それぞれの生地で、糸や大きさを決めるためにお試しをするので、
それらの生地を取っておいて作る鍋つかみなんだそうです。

もちろん鍋つかみのためにボタンホールをすることもできるけど、
そうやって作ろうと思うと面白いものができないんだそうです。
だから「お試し布」が集まってくると出来上がるのこタイプは、
年に4~5個しかできないんですって！
手にした方、とても嬉しそうでした。

こちらが仕立てる前の状態です。こんなに大きいんだ！


鍋つかみには大きく分けて2種類ありまして、
藍系統の布を集めたものと、柿渋布のもの。


みなさん2~3枚手にしては、また別のものに取り換えたり
楽しそうに迷いながら選んでいます。
1枚だけでお帰りになる方は少ないですね。

ということで私が選んだのはこちらの3枚です。

これは遠くの遠くに住むお友だちの分。藍系でというリクエストにより。


そしてこちらの2枚が自分用です。
柿渋はこの赤が決め手でした。

そしてこちらの藍のものは、智子さんが天然生活の取材を受けた時に、
ちょうど作っていたものだそうです。

どんな小さな布も生かして使うぞ！という智子さんの意気込みが感じられます。

最新情報によりますと、初日で4分の1が選ばれたそうですが
まだまだたくさんありますし、
初日のほとんどの方が展示終了までお預けされていましたから、
あと2日間、十分に楽しめます。

そうそう出張研ぎ屋さんも盛況でした。