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Channel: 布とお茶を巡る旅
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カディ展で感じたこと

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こいのぼりなう!から徒歩でミッドタウンへ。

こちらも巷で噂のカディ展へ。
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う~ん、これはビミョウ(と思い切って言ってしまう)

私の勝手な期待が「素材としてのカディ」だったので。

しかし、よく読めば「- Homage to Martand Singh -」とありました。

* Martand Singh:マルタン・シンさんに関してはこちらをご覧ください。

シンは、インドの独立、雇用、死生、創造という観点からカディを「自由の布」と呼び、この綿布で仕立てられる衣服、カディ・クルタ(Kurta)を日常着として纏っていました。クルタは今日でも、セレモニーの正装として、ある時は寝間着として、多岐にわたる場面で着られています。
(中略)
本展では、つくり手そのままの表情を見せるカディとその思想を、マルタン・シンの活動の根幹を担ってきた人々を現地で取材した映像とともに紹介します。インドのものづくりに宿る精神と息吹をご体感ください。

はい、たしかに精神と息吹は体験できましたが、
もっともっと素材そのものに触れられると思っていたので、
なんだかとっても物足りない。

ご存じの通りカディは手紡ぎ手織りの布です。

しかし、実際にはどこまでを手紡ぎというのか、
道具と機械の境目をどこに置くのか…
ということを常々思っている私には、
糸の展示がなかったことがとても残念でした。

でも「こいのぼりなう!」を先に見てしまったことが
物足りない感の一番の要因かもしれません。

つくづくnunoの布は「手紡ぎ手織り」を超えた「手作りの布」だなぁと
思いながら久々のヒナタノオトへ向かいました。

*こいのぼりなう!は28日まで会期が延長されました!
 

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