工房からの風2015　その３

武井春香さんのワークショップ「柿渋で小風呂敷を染める」

参加したわけではありませんが、
いろいろとお聞きしたいことがあったので見学させていただきました。
武井さんの柿渋染めは生の柿を絞ったものを使います。

でもばったり会った方とうっかりおしゃべりをしていたら出遅れました！
最初の説明、聞きたかったなぁ。

小皿の液体が生の柿渋です。
おお、激落ちクン！こんな使い方されてる～。

なるほど、ぺたぺたハンコ代わりですね。

模様を描き終わったら乾かします。
そして消石灰で媒染するとのこと。


あちこちフラフラしていたら、もう媒染始まっていました！
水１リットルに消石灰１ｇの割合、メモ。

丁寧に浸していきます。
するとあら不思議、徐々に模様が見えてきます。

充分に発色したら引き上げて広げます。こちらパンの模様！

ワークショップなので時間の関係でここまででお渡しですが、
この後水ですすいで乾かします。

武井さんのこちらの布とは色が違うので媒染が違うのかと思いましたが、
ワークショップのものはまだ発色の途中なので
これからもっと明るくなりますとのこと。なるほど、楽しみですね。

去年の夏に小田原で果樹農園をしている佳代ちゃんのご希望で
摘果した柿を柿渋にしようと仕込みました。

その一年モノ柿渋と、今年摘果した新鮮果汁で
今年7月に蛸の枕でワークショップをしました。
新鮮果汁での染めは未経験だったのに、
お試しをする時間がなくて「ぶっつけ本番」してしまいました。

自分なりに反省することが多々ありまして、
武井さんのワークショップを見学させてもらったのです。

来年はきっとバージョンアップできるでしょう。
ありがとうございました。