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Channel: 布とお茶を巡る旅
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工房からの風2015 その4

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風人さん達(出展経験作家)による制作公開でタイミングが合ったのは
今年もお2人だけでした。
会場で思いがけない方や、会いたかった方にばったり⇨立ち話(長い:笑)
結果、見逃すといういつものパターン…

勢司恵美さんの『真竹のひご作り』にはギリギリセーフ!

「galleryらふとのウッドデッキの上を舞台に、モクモクと竹を割っています」
というご本人の言葉通り、もくもくと。
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勢司さんの手にかかるとすごく簡単に見えちゃいます。
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でもこれがいかに難しいか、姉が趣味でやっていたのでよく知っています。
「普通はこうやって手で分けていきますが、
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「たとえば何メートルもあるような長い竹の場合は、
 足で挟んで、こうすす~と刃を進めていきます」と。
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竹を扱うときは全身くまなく使うんだそうです!
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あまりにお茶目でお人柄がよくでているように思えたので、
director's voiceからこの写真を拝借しました。
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菅原博之さんの『自然に反った板から木のプレートを作る』には
熱い視線を送る先客がいました。
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とうとう座り込んで見入っています。将来を決める一瞬に立ち会ったかも:笑
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手元の写真が撮れなかったので、公式HPから拝借しました。
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自然な反りはそのまま活かして削り、皿の裏側だけ安定するように
平らにするのだそうです。なるほど、なるほど。


デモではなく出展者の方なのですが、実演をしていらしたのが
大久保ハウス木工舎さん。
南京鉋で木のヘラを削っていました。
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私が感心してカンナを見ていると、同じく食いついてきたのが
たまたま通りかかった風人の
吉田慎司さん
質問したことが私と同じだったので笑っちゃいました。
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こういう小さな鉋を作っている人も昔はいたのだそうですが、
いまはほとんどいないので、鍛冶屋さんに刃を依頼して
土台の部分は自分で作っているのだそうです。
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この箱は売り物だったのだろうか、聞きそびれました。
(HPを見たら販売しているようでした、逃して残念!)
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ああ、りんごと漆の色がきれいです。
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あれこれとディスプレイを整え中。
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