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Channel: 布とお茶を巡る旅
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本のある場所

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ご近所の珈琲豆の販売店watermarkさんの店内に
小さな図書室ができたのは6月初めの頃。

店内には元々「蟲文庫真鶴出張所」と「道草書店」の棚がありましたけど、
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その二つの棚の間に板を渡して、小さな「図書室」が新しく生まれました。

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ご近所のワタナベさんは、自宅に私設図書室を構想中。
その場所へいつかご案内する日を私も楽しみにしながら、
まずは珈琲店watermarkの店内に小さくワタナベさんの
図書室をつくりました。
「まちライブラリー」の仕組みをお借りして、図書カード、
感想カードなども装備しています。
まちライブラリーの仕組みは、こちらに説明があります。



私も珈琲豆を買いに行くたびにいろいろ借りて読んでいます。
私の読書はとても偏っているので、
自分ではなかなか手に取らないだろう本を見るのはとても新鮮。

湊かなえ「絶唱」・三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
角田光代「さがしもの」…などなど
ミステリー以外、フィクションはほとんど読まないので、
なんだか脳の使う部分が違うなぁと感じています。

でもやっぱり一番面白かったのは
前野 ウルド 浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」でした。
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そのワタナベさんがアート散歩に参加されて、
ご自宅での「私設図書室」のお試し公開をされると
お聞きして伺ってきました。

今回は長くお仕事で関わってこられた熊田千佳慕さんの絵本を
中心に紹介されていました。
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ワタナベさんとお話をしているうちに
「サンジョルディの日」が話題になり、
「サンジョルディの日をご存知なの?」と驚かれました。

今ではあまり話題になりませんが、
日本では1986年に日本書店商業組合連合会が中心になって、
4月23日を「サン・ジョルディの日」と定め
バレンタインデーのチョコレートのように、
本を贈り合うというブームを起こそうとしたのです。
⇒世界 本の日:サンジョルディの日

私はちょうどその年、新聞社の広告整理部で
書籍広告の担当をしていたので、
「サンジョルディの日」企画広告は今でも記憶に残っています。

書店にお勤めのワタナベさんは、当時お客さんを引率して
スペインまでサンジョルディツアーに行ったそうです!
サンジョルディの銅像はマドリッドにあると教えていただきました:笑
まさにバブルの頃のお話です。

ワタナベさんの本棚には見たこともないたくさんの本が並んでいます。
でも横浜のご自宅にはまだまだたくさん本があるそうです。

本屋が一軒もないと嘆いていた真鶴に
続々と本の場所が出現しています。

移動本屋の道草書店さんも来年にオープンさせるお店の準備中、
風籟窯の井上さんも本の話をしていたし、
まだまだ噂の段階ですけど他にも本にまつわるお話がちらほらと。

日々の暮らしに少しづつ楽しみが増えてきています。

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