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Channel: 布とお茶を巡る旅
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ひとり民族ヌノ 2023 へ

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前日から始まっていた岡崎さんの展示を見に大磯の布うさんへ。
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お店を始めた三十数年前、ゆっくり時間をかけて付けた屋号「布う」。それからの長い時間のなかで布にまつわる展示会が多くなりました。
20年程前にティモールテキスタイルの岡崎さんが、布うを見つけて下さったことから始まった布への誘いの旅は、屋号から導かれた始まりだったのかもしれません。
一枚の布が大切な人のために織られた丁寧な時間。そんな時を民族の布に触れながら過ごしにおでかけ下さい。古民家をリノベした布うさんに伺うと、毎回ほっとしてしまいます。
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こちらではいろいろな展示をされていますが
やっぱり布ものがしっくり、と思います(私の好みの問題かもしれませんが……)
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入口を入った場所は岡崎さんがセレクトした「撮影コーナー」です。
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ここにも紐が!
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今回のDMには絡まりあった紐の写真が使われていたので、
私も以前に求めた紐をお気に入りの帽子につけて行きました。
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もちろんいつものようにたくさんの布がありましたが、
どうしても紐が気になってしまいます。
そして今回気に入ってしまったものがこちらの紐です。
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この紐たちは岡崎さんが発注して現地の方に織ってもらっているもの。
木綿の糸は岡崎さんが日本から持参して、
信頼をおいている現地の方に預けているそうです。
その方が糸を管理して、草木染をしてから織り手に配分しています。

でも今回私が選んだ紐はちょっと訳ありだそうで、
責任者の方も新たな織り手さんに心配しながら糸を渡したのだそう。
完成した紐は他の人のものよりも幅が広くて、模様も派手め。
本人は会心の作だったらしく「どや顔」で自信満々。
責任者の方も岡崎さんも「これ、どうかなぁ」と困ったそうな。

ところが日本に持ち帰ってみたら結構な人気で次々売れてしまったとか。

なんだかラオスで活動されていたころの谷さんのコースターを
思い出すエピソードだなぁと思って口にすると、
岡崎さんも「そうなの、そうなの」と。

私はこれを小さなバッグの紐にしようと思って選んだので、
個性もあるし幅もぴったりと思ったわけです。
そう思ってみていたら、紐に合う布を見つけてしまいました。
ティモールの布で厚手で、でも柔らかいので使いやすそう。
それにどちらもティモールだし。
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もう一枚はスマトラの布。75cm×60cmなので
正方形にすれば風呂敷になりかなと思ったのですが
一緒にいった綾さんが「そのままくるっと巻いても」というので、
巻くものはもう首が足りないくらい持っているけどと思いつつ…
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さらに今回気になったものが石や動物の骨・木などで作られた
お面や人形(ひとがた)など。
「頭がついているものが気になる」という岡崎さん。
興味深いものがたくさんありました。
次回はぜひ「頭と紐」でとお願いしましたが、実現は難しそう:笑

帰宅してから自宅のお宝を写真に撮ってみました。
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どちらも布うさんの「ひとり民族ヌの」で見つけたものでした。


*「ひとり民族ヌノ」は9月18日(月)まで。
 岡崎さんは前日在廊されます。

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